KIYOTA KOUGYO

社員メッセージ

重ねると5cmにもなった年間改修工事の企画書。
それは自分のすべてを出し切った技術とアイデアの集大成だった。

今、都内にキャンパスを持つ工業系専門学校の大規模校舎の給排水設備の設計を担当しています。ただお客様から言われたとおりにCAD図面を描くのではなく、自分でも現場に足を運び、気づいたことがあれば提案して設計に反映させながらカタチにしていく。誰がやっても同じではない仕事ができるのが面白さです。

また、ある大学の千葉キャンパスを担当したときには、13号館まである校舎の年間改修工事案の作成を私がまとめ上げました。重ねると5cmほどの高さにもなるその企画書に沿って、大規模な改修工事は進められました。自分のすべてを出し切ったから、「この建物の設備は自分が手がけたんだ」という満足感でいっぱいでしたね。

設計職で入社するとずっと設計職で、施工や営業の仕事がしたくなったら転職するしかない会社があったり、また大手企業のように、どの部門に配属されるかすらわからない会社があったりと、なかなか自分のやりたい仕事を長く続けていける環境とは出会えないのが今の日本の会社の現実だと思いますが、清田工業なら、自分のやりたい職種で入社できる上に、数年後に別の仕事に興味が出てきたら、異動を希望できる人事制度もあります。人間関係が良くて居心地もいいから、自分の適性や興味を活かしながら自分らしくキャリアを磨いていきたい人にとっては、最適な環境が待ってる会社だと思いますよ。

「あせることなんかないよ」。
先輩のその一言が、新人に成長という階段の第一歩を踏み出させてくれた。

清田工業で手がけている物件の多くは、主要クライアントである東京電力グループ各社のオフィスや発電所施設内の建築設備の改修・更新工事になりますが、マンションや老人ホームといった物件も少なくありません。私が入社後に初めて担当したのも、赤坂にある14階建ての新築マンションでした。

入社6年目の先輩につき、OJTで仕事を覚えていきましたが、「仕事はあせることなく、少しずつ覚えていけばいいんだよ。ウチではみんなそうやって育っていくんだ」と言ってくれたのが印象的でした。「こんなことも知らないのか!」って怒られたら、この仕事を初めて経験する私には落ち込む術しかありません。そういう意味では、人が良くて面倒見のいい先輩たちに囲まれている当社は、私の性格に合っていたのでしょう。半年くらい経つと、まわりを見渡せる余裕が自分の中に生まれていることに気がつきました。新人を上手に育ててくれる会社だなって思います。

今は、表参道にある音楽スタジオの新築工事を担当しています。配管設備は基本的に隠れた部分に設置することが多いだけに、露出させる場合はセンスが問われます。「設計図上はこうだけど、施工時はこっちから回したほうがいい」などと、現場で技術者同士、意見をぶつけ合っています。毎日のように新鮮な発見がある、奥の深い仕事だと感じています。